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交通誘導員とは?交通誘導警備員との違いや仕事内容、必要な場合を解説

交通誘導員とは

交通誘導員とは?

交通誘導警備を行う警備員を交通誘導員と言います。主に下記のような業務を行います。

・建築現場での出入口ゲートでの車両の出入時の車両と歩行者の誘導安全確保
・生活道路や幹線道路で行われるインフラ整備工事での車両や歩行者の誘導と安全確保
・生活道路や幹線道路で行われる道路整備や道路設備工事での車両や歩行者の誘導と安全確保
・生活道路や幹線道路で行われる道路工事での片側交互交通時の車両誘導
・各種施設の駐車場に出入りする車両の誘導と歩行者の安全確保
・スーパーやショッピングモール、イベント会場などの駐車場内の車両誘導と歩行者の安全確保
・スーパーやショッピングモールなどのオープン時の駐車場の車両誘導と歩行者の安全確保
・高速道路や車両専用道路上での工事の車両規制や誘導

交通誘導員、交通誘導警備員、交通警備員、道路警備員の違い

道路で交通誘導を行う人を総称して「交通誘導員」と呼びますが、中でも「交通誘導警備員」は交通誘導警備業務の検定合格者または警備業法に基づき交通誘導警備の教育を受けた警備員を指します。
「交通誘導警備員」が正式名称で、ごくまれに「交通警備員」「道路警備員」などと呼ばれるケースがありますが、どれも正式名称ではなく一般的には使用されません。

交通誘導員の目的と役割

交通誘導員は、昭和40年代の後半に警備業務として認識されるようになり、50年代になって警備業務として成立しました。高度成長期の好景気による車両の激増、交通混雑を背景に発展した警備業務となります。安全な交通の実現が交通誘導員の目的です。

円滑な交通を妨げる要因はいろいろあります。例えば、道路工事やインフラ工事といった土木工事、建築工事、災害などで危険な個所が発生した場合の災害復旧工事、または商業施設の駐車場への出入りや混雑、特にオープン時には商業施設の駐車場から一般道に渋滞が起こることもあります。

このような事故の原因となりそう場所で、危険を軽減するために車両や通行人の誘導を行います。

交通誘導員の主な仕事内容

エスピトームで一番多い交通誘導員は、駐車場からの出入りの交通誘導警備になります。

スーパーやドラッグストア、ショッピングモールといった商業施設、遊園地や公園などの施設、病院や官公庁の駐車場などさまざまな施設にエスピトームの交通誘導警備員が立っています。
こうした駐車場の出入口では、車両の入出庫時の「歩行者の安全確保」を第一に、車両の混雑による事故防止に努めます。駐車場の空きスペースへの適切な案内をすることで駐車場の効率的な運用も行います。特にイベント時の駐車場は一定の時間に車両が集中するため、効率的な入出庫の案内と、渋滞による周辺住民への気遣いも大切になります。
施設の駐車場では、料金の徴収や機械式駐車場の機械の使用方法の説明を行うこともあります。

次に多い交通誘導員は建築現場での誘導になります。
建築現場への車両の出入り時、現場前の通行人の誘導が主な仕事です。大規模な現場だとゲートの出入管理や鍵の施錠、開錠も行います。
建築現場の交通誘導警備員は文字通り、近隣住民への顔となります。長期の現場であればあるほど、歩行者、近隣住民への言葉遣い、態度、身だしなみが重要となり、周辺の清掃などにも気を遣います。

同様に、インフラ関連工事の交通誘導員も重要な仕事となります。
高速道路では本線の規制や解除、本線上の工事や伐採、点検時などに車両の誘導を行います。週末や休日など混雑時のサービスエリア、パーキングエリアの駐車場の交通誘導も行います。国土交通省や各高速道路会社によって安全基準が定められており、それらに則って警備を行います。

インフラ工事には、電柱線の工事を行う電力会社、通信会社、ガス会社などもあります。これらの工事は1日の間に複数現場を移動することもあり、工事会社の車両に同乗し現地へ行く場合もあれば、車両の後をついていく場合もあります。

一般道では交差点付近、交互通行の交通誘導警備業務が特に注意が必要になります。交差点やその付近は、何もなくても交通事故が最も多く発生する場所になります。こうした場所においては複数の警備員が連携を取るため、お互いの信頼関係と綿密な打ち合わせが欠かせません。

交通誘導員は制服を着用の上、反射材付きのヘルメット、安全ベスト、腕章、安全靴を装着します。装備は警笛、手旗、大旗、誘導灯、無線機を使用します。車両や歩行者の誘導時には相手に確実に伝わるように、手旗や誘導灯を用いて合図を行います。

警備業法における交通誘導員の規定

警備業法には交通誘導警備は下記のように記載されています。

人若しくは車両の雑踏する場所又はこれらの通行に危険のある場所における負傷等の事故の発生を警戒し、防止する業務(警備業法第2条第1項第2号)

法第2条第1項第2号に規定する警備業務のうち、工事現場その他人又は車両の通行に危険のある場所における負傷等の事故の発生を警戒し、防止する業務(交通の誘導に係るものに限る。以下「交通誘導警備業務」という。)(警備員等の検定等に関する規則(平成17年国家公安委員会規則第20号第1条第1項第4号))

上記業務を行うのが交通誘導員になります。国家資格として、交通誘導警備業務一級検定合 格警備員、二級検定合格警備員の資格があります。

交通誘導員が必要なケース

以下のような場合には交通誘導員が必要になります

・道路工事の交通整理・誘導の場合に必要
・建築現場の出入口ゲートでの車両の出入時の車両と歩行者の誘導の場合に必要
・一般道路で行われるインフラ整備工事での車両や歩行者の誘導の場合に必要
・一般道路で行われる道路整備や道路設備工事での車両や歩行者の誘導の場合に必要
・一般道路で行われる道路工事での片側交互交通時の車両誘導の場合に必要
・各種施設の駐車場に出入りする車両の誘導の場合に必要
・スーパーやショッピングモール、イベント会場などの駐車場内の車両誘導の場合に必要
・スーパーやショッピングモールなどのオープン時の駐車場の車両誘導の場合に必要
・高速道路や車両専用道路上での工事の車両規制や誘導の場合に必要

エスピトームの交通誘導員の特徴

エスピトームではグループを合わせると500名を超える交通誘導警備員が日々地域の安全のために活動をしています。エスピトームの交通誘導警備員は採用後すぐに20時間の研修を受けます。

研修では刑法や警備業法、道路交通法、道路使用許可条件についての座学から、実際の交通誘導警備の実務まで幅広く学びます。その後、実際の現場で実地訓練を受け、現場を受け持つようになります。ベテランの交通誘導員が丁寧に教育を行います。
日々の現場の中でも、訓練研修を繰り返し行い、エスピトームの幹部社員や警察OB社員が巡察をし、指導も行っています。こうした、たゆまぬ努力からエスピトームの交通誘導警備員は各現場や地域からも高い評価を受けています。

エスピトームでは基本的な心構えを最も大切にしています。
警備員の一挙手一投足が、車両や歩行者の安全に直結します。交通誘導警備員は道路交通法の定める範囲内で車両や歩行者に協力をお願いするもので、特別な権限を有しているわけではありません。
信号や道路標識、警察官の指導指示に従い、慇懃無礼な態度や高圧的な態度を取ることが無いように教育研修を行っています。

警備員の出す合図が運転手や歩行者に伝わらなければ、大きな事故につながりかねません。
そのためエスピトームの交通誘導警備員は実地教育や現場での指導も繰り返し行っています。具体的には、誘導をする位置、姿勢や動作、正しい装備の仕方、警笛や拡声器の使用方法、手旗や誘導灯の使い方などを習熟します。常に正しい動作で合図を行い、基本を大切にしながらも、いざという時には柔軟な対応を取ることが出来ます。

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