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生涯忘れられないダライ・ラマ法王との謁見 (静岡ビジネスレポート 1998年7月25日)

98年7月25日私が初めてチベットを訪れたのは今から十五年ほど前。以前からダライ・ラマ法王を頂点に、独自の仏教文化を切り開いてきたこの国の暮らしや文化に大変興味があったこともあって、その後も二回ほどこの地に足を運んだ。
法王は一九五九年に始まった中国のチベット侵攻により、北インドのダラムサラへの亡命を余儀なくされ、今日まですでに四十年近く彼の地での生活を続けている。私はチベットの首都、ラサを訪れてチベット仏教の象徴であり、また法王のかつての住居でもあった荘厳なポタラ宮殿や、神仏を数多く祀る有名なタシルンポ寺を見るたびに、ダライ・ラマ法王といつか直接お会いしたいものだという思いにかられてきた。そして二年前の一九九六年二月二十六日、ダラムサラの仮宮殿で法王と謁見することができた。ついにその夢が実現したわけである。

インドの首都ニューデリーから車で約十五時間。ここダラムサラには、法王を始め亡命政権の幹部、チベット国民など約一万人が住んでおり、現地ではチベット仏教大学の総長が法王との謁見室に案内してくれるなど、丁重な出迎えに緊張はいやが上にも高まった。謁見は約一時間半。この間、先代ダライ・ラマ十三世の転生者として認められている法王自らが、輪廻転生に関するご自身のお考えやチベット仏教の原理、密教について、さらには日本の新興宗教、平和への思い、中国との関係まで大変熱心にお話された。法王は、祖国チベットに自由をもたらすためのその平和的な活動が国際的にも高く評価され、八九年にノーベル平和賞を受賞されている。しかし謁見では、写真撮影にも気軽に応じてくれるなど終始気さくで何事にも控えめな人柄がとても印象的であった。

なおこのときの謁見で、法王からは「今後もチベットに行かれる予定があるなら私の生まれ故郷であるチベットのカム、アムトをぜひ訪ねていってほしい」とのご要望があったが、いつの日かこの約束を果たしたいと思っている。

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